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医者になる
社長と医者は同じ。
この言葉が、最近身に染みます。
医者は患者のどこが悪いのかを見つけ出すために、患者の話にしっかり耳を傾け、症状の原因を探ろうとします。
社長も同じ。
社員やスタッフに元気がないときは、「元気を出せ」と励ますより先に、彼ら彼女たちになぜ元気がないのか、原因を探る方が大事なのだ…。
なるほど、と思います。
でも、これができていない社長、リーダーは多いのではないでしょうか。
実は、私もその中の一人です。
人にはそれぞれ、タイプがあります。励まされると燃えるタイプ、逆に萎えるタイプ。多少のミスをしながらでも成果を上げることを重んじる人、成果よりミスのないことを重んじる人。
でも、多くのリーダーはなぜだか「すべての人に同じアプローチをすればいい」と思っています。
「励ませば元気が出る」「叱って鍛えることが成長につながる」などです。
人のタイプが違えば、アプローチの仕方も声のかけ方も違ってしかり。風邪なのかインフルエンザなのかで、薬がまったく違うのと同じです。
インフルエンザにかかっている人に、いくら風邪薬を処方しても、まったく良くなりません。悪くすると、ますます悪化します。
これと似たようなことが、人を育てる場面でも起きていると思います。
私は最近、このことに気づかされました。
そして、スタッフやメンバーに接するときは、医者になろう、と思っています。
人財育成に困っているリーダーのみなさんに最も必要なのは、この「医者の視点」かもしれませんね。