どうしてもイヤな気持ちになったとき
人はみんな、自分とは違う。
わかってはいるのに、つい自分のものさしで人を見てしまいます。
ものさしに合えばうれしくなりますが、逆に合わないと、不満を抱く。
他人は自分とまったく別の人なのだから、ものさしに合わなくてむしろ当然なのですが、合う=正しい、合わない=間違っていると思いがちです。
わたし自身、何度もこの思いにとらわれます。
そして、不満を抱く。いやな気分になる。
まさに「ネガティブの罠」ですね^^
そんなときは、こう自分に質問しています。
「不満を抱いた今のこの状態は、わたしにとって幸せ?」
「このまま不満を抱き続けることが、私の人生にメリットをもたらす?」
答えはいつも同じ。
ノーです。
だから、不満を手放します。
かわりに、感謝を感じようとします。
ネガティブなときに感謝の気持ちをもつのは、とても難しいですが、それでもやってみると、気持ちに平和がやってくるのが分かります。
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起き上がって感謝しましょう。
今日たくさん学べなかったとしても、少しは学べました。
仮に、少しも学べなかったとしても、少なくとも病気にはなりませんでした。
もし、病気になったとしても、死にはしませんでした。
ですから、皆で感謝しましょう。
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仏陀の言葉だそうです。
とても好きです。
感謝をこめて
わたしはいま、仕事やビジネスの上で、自分が女性であることを意識することはあまりありません。
女性であることで、差別を受けたり、下に見られたり、権利を奪われたりすることがない、という意味です。
周囲はわたしを「一人のビジネスパーソン」として見てくれている。
それを実感しています。
しかし、私が20代のころは、女性だというだけで給与が男性より低い会社がありました。
そのずっと以前は、女性が明らかに差別の対象になっていたこともありました。
私が女性であることを意識せず、自由にビジネスできていることは、当時の女性からすると、奇跡だったかもしれません。
夢にまで見た理想だったかもしれません。
その理想を、いまわたしは受け取っています。
ここまでの社会を作ってきた、名もなき先人の女性一人ひとりに、深く感謝します。
ありがとうございます。
よい社会が、きています。
次の社会を、どう作っていくか。
いまを生きるわたしたち女性の、壮大な宿題ですね。